エルサルバドル
El Salvador / San Andres Pacas Honey
THE COFFEESHOP
¥ 1530(100g, 税込)
ミディアムロースト
中煎り前半。
ブルーベリー、紅茶、ゴールドラム、カカオニブ、ドライプルーンのような風味。
滑らかな質感で、後味に黒蜜やチョコレートのような甘さが長く続きます。
Medium light roast.
Flavor like Blueberry, Black tea, Gold Rum, Cacao nibs, Dried Prune.
Smooth mouthfeel and long aftertaste with sweetness like Black sugar and Chocolate.
今回ご紹介のこのコーヒーは、2023年3月にロースター萩原が訪れたエルサルバドルにて、現地でセレクトしてきたロットのひとつです。
エルサルバドル北部に位置するチャラテナンゴ県は、例年エルサルバドルCOEでもいくつもの入賞ロットが生まれる、良質なスペシャルティコーヒーの産地です。
滞在先だったメタパンから、生産者さんの運転するピックアップトラックに揺られること2時間半、チャラテナンゴに近づくにつれて乾燥していた地面は黒々としていき、車窓に広がる景色も緑が濃く、力強くなっていきました。
農作物であるコーヒーの木は、生育地の土壌や気候の影響を大きく受けますが、チャラテナンゴの風景は一見して植物が育つのに恵まれた環境であることが伝わってきました。
今回ご紹介のコーヒーを作ってくれたサン・アンドレス農園へは、実際に足を運ぶことができました。
農園主のホセ・アルフレッド・レシーノス氏(フレディ)は若い生産者で、彼の父親から農園を引き継ぎました。
農園の面積は広くなく、急な斜面も多いため、年間の生産量は3,500kgほど。生産量を増やすことには限界があるため、いかにクオリティを上げていくかが重要になります。
彼の農園ではブルボン、パカス、パカマラ、ゲイシャを育てており、嫌気性発酵など特殊プロセスにも積極的にトライしています。
今回のロットはパカス種のハニープロセス。
エルサルバドルといえばパカマラ種が有名ですが、パカスはその親にあたる品種で、フルーティな甘さととろけるような質感が特徴です。
パカマラ種にも似た特性が出やすいですが、それはこのパカスから引き継がれたものだと考えられています。
到着したコーヒーは、昨年に引き続き素晴らしいクオリティでした。
グレープやドライプルーンなど、紫色系の果実感を軸に、ラムやワインのような芳醇さ、黒糖やチョコレートのような甘さが長く続きます。
この後引く甘さ、産地で食べさせてもらったベッドで乾燥中のドライチェリーの味そのもの!
レーズンやチョコレート、黒糖のような甘さを感じたチェリーの味わいが、そのままコーヒーの後味として残っているのです。
一口飲むごとに、あの爽やかな風の中に乾燥中のチェリーの芳醇な香りが漂うフレディの農園の景色が蘇るようです。
昨年も感じたこの感動、今年もまた素晴らしいクオリティを届けてくれたフレディに感謝です。
前回のファームビジットについては、MAGAZINEにてより詳しくご紹介しております。
この素晴らしい体験を、少しでもみなさんとシェアできれば嬉しいです。
どうぞお楽しみください!
詳細情報
フレーバー | Blueberry, Black Tea, Dried Prune, Gold Rum, Cacao Nibs, Smooth, Black Sugar, Long Aftertaste, Chocolate |
品種 | Pacas(パカス) |
精製方法 | Honey(ハニー) |
生産国 | El Salvador |
地域 | Charatenango(チャラテナンゴ) |
農園 | San Andres(サン・アンドレス) |
標高 | 1,700m |
焙煎したロースター
東京
THE COFFEESHOP
「豆を売って終わりではない。」 責任を持って届ける、渋谷コーヒーシーンの先駆者 日本有数の大都会であり、カルチャーの発信地である渋谷。渋谷の少しの奥にある閑静なエリア富ヶ谷には、アートや音楽など芸術的な感性が高い人が多い。 この街で10年以上に亘ってコーヒーの商いを続ける「THE COFFEESHOP」。2011年のスペシャルティコーヒー黎明期から東京のスペシャルティコーヒーを支えるコーヒーブランドである。 そんなTHE COFFEESHOPの焙煎士 萩原大智さんに話を伺った。
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