KUROMON COFFEE
潤滑に日常を滑らかに流れていくようなコーヒーを
福岡の歴史ある街、黒門。下町情緒を感じる温かい時間が流れ、築100年の歴史ある建物で至高のコーヒーを提供するKUROMON COFFEE。歴史ある変わらないこの街に溶け込む最先端のコーヒーが生み出すコントラスト。今回はKUROMON COFFEE 創業者の八田さんにお話を伺った。
おいしいコーヒーを届けることが、当たり前に1つ大きな軸。
「私達が表現したい、“美味しい”を飲み手に届けること。それを仕事をしていく上で大切にしています。あとは付随して、自分にもお客様にも嘘を付かないこと。コーヒーには真摯に向き合っています。仕事は丁寧、だけどスピード感もある。それを意識して頭の中で理解し、自分自身も常にアップデートし、お店としても前進していくのが店舗運営において大切にしていることです。」
そう語るのは、現在福岡で2店舗運営するKUROMON COFFEE創業者の八田洋輔。
八田は、宮崎県出身。
大学卒業後は教師としての最初のキャリアをスタートさせた。
「実際に教師になってみて、教育者として理想の先生像みたいなものを求められる事が多く、自分の本心とは違う、大きな枠でしか指導できないことに疑問を感じていました。言い方は悪いですが、みんな同じような優等生を作っていくような感覚で、個性を伸ばしてあげるということができないことに憤りを感じていました。」
八田自身は、言葉の力や人との関わり方、アプローチの仕方、接し方で、相手の行動が変わるということに興味を持っていたが、現場での教育者としてのあり方には疑問を持つようになる。そうして、ある時自分自身がもっと自由に生きようと思い、教壇を降りる決意をした。
「退職後は飲食店で働いたり、役者をしたり、色々なことに挑戦しました。その中で出会ったのがカフェ。カフェで流れる独特の時間と空間に惹かれていました。」
コーヒーの世界に惹かれ始め、出会ったのがアマメリアエスプレッソ。そこでバリスタとして経験を積むこととなる。
「当時から仕入れや焙煎、抽出に力を入れていたお店で、接客も含めてお客様との関わりが少し違うなと思っていました。」
アマメリアエスプレッソのお客様との自然なコミュニケーションの中で、コーヒーの話を深掘り広げ、満足頂く提案をする接客スタイルに惹かれた八田。当時から八田を知るアマメリアエスプレッソオーナーの石井からの信頼も厚く、今も共に仕事をする等、良好な関係が続いている。
2011年 震災を経て九州へ
東日本大震災が発生した頃、八田は東京にいた。震災をきっかけに、九州の田舎に残した家族のことが心配になり、地元に戻って商売をしようと決意する。そうして立ち上げたのがKUROMON COFFEEだった。
「今でも東京にお店を出したいとは思っていますが、最初のお店は地元九州を選びました。」と語る八田の目には自分をコーヒーマンとして育てた東京の地に対する想いも感じられた。
そんな八田に今の目標を聞いてみた。
「個人としては、焙煎競技会で日本チャンピオンになることが1つの目標です。どんどん視界がクリアになってきて、大会に向けてやらないといけないことが明確になっています。大会に出場するからこそ、個人としてもブランドとしても成長があると思っています。またブランドとしては海外に店舗展開してみたいと思っています。食文化も価値観も違う、海外の方に日本のコーヒーを飲んでもらい、そのリアクションを直接見てみたいです。小さなお店でも良いので、海外進出は1つ目標です。」
創業者八田の真っ直ぐな姿勢と、溢れる熱い想いがKUROMON COFFEEというブランドには込められている。
そんな真っ直ぐなKUROMON COFFEEのコーヒーを是非試してみてはいかがでしょうか。
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